1.まだ涙にならない悲しみが

作詞:松井五郎
作曲:織田哲郎

合鍵を外すKeyholder
君の手が泣いた
唇は誰かの名前を
隠したまま風に震えて

優しさでは
埋められない
さみしさの距離が
未来まで変えた

まだ涙にならない悲しみが
心を記憶に閉じ込めてしまう
もうどうにもならない愛もある
ほんとの愛だけは
決して消えないから

指輪さえ 買ってあげてない
曖昧な答え
行く先もうまく選べずに
僕はなにをしてきたんだろう

幸せはね
脆いものさ
守ろうとして
そのせいで壊す

まだ涙にならない悲しみが
心のなにもかも奪ってしまう
もう何処にも行けない道もある
戻れる場所だって
決して見えないのに

まだ涙にならない悲しみが
心を記憶に閉じ込めてしまう
もうどうにもならない愛もある
すべてを抱きしめて
許すしかないよ
そう ほんとうの
愛は消えないから


2.恋は匂へと散りぬるを

作詞:吉田建
作曲:吉田建

雨に濡れた街角で
あなたはひとり待ってた
赤い傘 僕を見つけて
眩しく微笑む

あれから大切な人を守れたのかな
本当のやさしさ気づかないまま Oh〜

涙 切ないね 黒髪匂う
あなたを失いそうで胸が痛いくらい
恋は儚いわ 淡いため息
桜の花散るように恋も散っていくのかな

砂に書いたラヴレターも
初めての甘いキスも
過ぎてゆく季節(とき)のメロディー
哀しく聞こえる

ポケットのコインを夕焼け空に投げた
揺れる想いを確かめるように Oh〜

涙 愛しいよ 指先触れて
あの日の約束今は消えてしまったの
恋は儚いね くちびる噛んで
桜の花散るように恋も散っていくのかな

消せない記憶と見果てぬ夢を
春の夜風に乗せてあなたに届けたい
恋は儚いわ 淡いため息
桜の花散るように恋も散っていくのかな

キラリ 涙ひとしずく


3.雨虫

作詞:池嵜拳
作曲:池嵜拳

こぼれたナミダの後 生まれたのが雨と
誰かにきいたことも 昔 昔の事よ

忘れてた想い出 運び出してくれるなら
僕のとこへ 飛んでおいで

涙ながしたら 雨虫のように
僕のそばで笑っていた
君は どこ行けば また逢えるだろう
遥か 雲の隙間から
日が射して またどこかへ飛んでゆく

茜色に染まった 街の夕暮れさえ
黄昏れる この部屋に 淋しさはかなわない

こぼれた 弱音を 全部飲み干せたのなら
羽の音は またするかな?

涙ながしたら 雨虫のように
僕のそばで笑っていた
君は どこ行けば また逢えるだろう
遥か 雲の隙間から ほら
日が射して またどこかへ飛んでゆく

涙ながしても 雨虫のように
二度と この部屋へは来ない
時は 儚げに 過ぎては消える
君の足跡も残さずに
残るものは ただ 僕の後悔


4.流星

作詞:市川喜康
作曲:瀬川浩平

ゆっくりと途切れた 僕らの季節
微笑みながら 外したリング

言葉にならないサヨナラがひとつ
抱き寄せた胸に響くよ

いつか僕を忘れてゆけたなら
もっと美しい君になる

Missing you
悲しみは今、夜空に消える
ひとすじの流星が
僕らに届ける涙
切なくて 震えそうな
心のいちばん奥に そっと。

窓際の二人に射し込む光
おだやかな午後 つつんだ旋律(メロディ)

言葉はいらない 結ばれた想い
永遠のように感じた

透明な肌も つよがりな嘘も
ずっと美しい君だった

Missing you
想い出がふと、夜風に揺れる
ありふれた毎日が
僕らを支えてくれた
やさしくて 儚すぎて
ふたつとない 君との軌跡

眠れない夜 見上げた星座
僕の願いは叶わないまま…

Missing you
悲しみは今、夜空に消える
ひとすじの流星が
僕らに届ける涙
未来へと 煌めきながら

Missing you
想い出がふと、夜風に揺れる
ありふれた毎日が
僕らを支えてくれた
やさしくて 儚すぎて
ふたつとない 君との奇跡